4月22日、KMAオリジナルの上記大会が、葦の新芽が萌えだして一面緑に染まった京都市伏見区のKMA 関西模型飛行場で開催された。 当日は雨との予報であったが朝には降り止んでおり、飛行場には関東、中部、北陸、近畿、山陰といつもなが ら多くの地域から、総勢42名の参加者が集まった。 予報では雨が近いとのことで、9時ちょうどからフライインを開始、4機の同時飛行で上空は絶え間なく懐か しい機体が優雅に大空を乱舞した。フライトを待つ間には、いつもどおり自慢のコレクションを持ち出す人、珍 しい機体にできる人だかり、イグニッションエンジンの音に集まる人、機体や装備品にいろいろと質問をする人 など、この大会ならではの風景があちこちで見られた。平均年齢は優に60歳を超えるこの大会ではあるが、そ れゆえにゆったりした歴史を感じさせる時間が過ぎていった。 飛行の方は、途中で降雨による中断があったものの全員1ラウンドのフライトをこなし、そのあと、2ラウンド 目として希望者のみ参加のタイムラリーを行った。 心配していた雨が昼前よりかなり強くなってきたため、1時過ぎにはフライトを終了、協賛各社よりいただいた 商品を抽選で全員に配り、早めの散会としました。 今回は雨のため十分にフライトを楽しむという訳にはいきませんでしたが、秋の大会は天気がいい(はず)です からぜひまたご参加ください。 入賞者: タイムラリー:オールドタイマーの部 1位 今儀勝一、2位 栗田信吾、3位 国山顕彦 ゴールデンエージの部 1位 赤塚勝彦、2位 東山 晋、3位 小木 進 |
写真左:菅原康文さんが持参した小川精機創業者小川重夫氏の愛機フグ号(レプリカ)。尾そりが着いてたんですね。 写真右:フライトを終えた菅原氏(右)と助手を務めた高松利充氏。2人は35年以上のラジコン仲間。 手前でエンジンを始動するのはベテラン大財さんと田井さん。ゴム止めの主翼が多いのもこの大会ならでは。 左: はるばる千葉県から来られた今井彦三郎さん。右は愛知県一宮市からたくさんの仲間と来られた原 千春さん。 KMAオリジナルのこのイベントの雰囲気を楽しみに遠くから毎回駆けつけるマニアも多い。 あっ、それ僕が昔とばしたことがある、その機体、あの頃高くて買えなかったんだよねー、 などと懐かしい機体に思い出がよみがえる。これがこの大会の人気の一つ。 遠く山陰の鳥取から駆けつけた佐藤 潔さん(こちら向き)は日本のラジコンが 大きく世界に羽ばたき始めた頃の数々のキットのオリジナルのコレクションを持参。 当時を知るOK模型の高松さんと思い出話に花が咲く。 名古屋から参加の新井吉守さんは愛機アストロホッグを持参。 雨でドープ貼りの主翼がたるむのを嫌って、さっさと天ぷら屋さんに転身。 エンジンを揚げても食べられません!! ビンテージのイグニッション・ガソリンエンジンを始動する小木 進さん(左)と、それを見守る山村真平さん。 大ベテラン山村さんもKMAでは有名なイグニッションエンジンフリークです。 フライトよりもこんな時間を楽しみ参加されるかたが多いのはこの大会だけ。 |