KMAサーマルソアリング競技秋季全国大会





10月11日京都市伏見区にあるKMA関西模型飛行場において、KMAサーマル競技大会が開催された。

参加者は、近畿・三重、岐阜、香川、高知などから29名の選手が集まり、ダブルエントリーを含めて38名が出場した。

競技は電動級から始まった。機体、モーター、バッテリーが無制限のため、スパン4mくらいのスケールグライダーも参加しているが、結構なスピードでぐんぐん上昇するのは驚きだった。

2番目の競技は、オープン級である。ここではラダー機とエルロン機の区別はなく、一括して、オープン級に纏められている。
KMAの飛行場が狭いので、ウインチは正式の長さが張れない、という不満はあるが、皆な同一条件だ、と言うことで理解を願ったそうだ。

飛行時間は10分間だ。10分間は永い、操縦者も、助手と談笑しながら飛ばしている人もいる。時間が近付くとタイマーのカウントが始まる。後は時間と定点をにらみながら着陸するのだが、10分ちょうどに着陸して、定点も決める、という猛者もいる。

次はハンドランチである。カーボンやグラスで補強された小さな機体を振り回して上空へ上げる。うまくサーマルに乗ると3分間は飛行するようだ。最後はハンドキャツチだ。うまく受けるとボーナス点が貰える。10回投げて、そのうちの成績のよい5ラウンドが得点となる。若い人向けの体力勝負のように思える競技であった。

午後からは、それぞれの2ラウンド目が行われ、入賞者が決まって、KMAメダルが授与された。
(文・写真 竹林 悟)