第41回KMA琵琶湖水上機フライ・イン全国大会





KMAの秋の琵琶湖水上機大会フライ・インが18日行われました。

前日の17日(土)より会場に着いたわれわれ役員スタッフは土砂降り の雨で、明日は実施も難しいなーと話し合っていましたが、夜になって 雨が止み、予報では天気が回復するとの情報で、一寸安堵しました。
当日の朝早く、一度通り雨がありましたが、曇り空に時々日のさす天気で 何とか飛ばせそうなので安心しました。

エントリーはダブルエントリーを含め、総勢16名、少し少ないのですが、 その分ゆっくりと飛ばせます。
8時受付開始し、島田委員長の挨拶でスタートしました。

早速ベテランの太財 氏がカデット(OSFS−30)を離水させました。 天気は回復しましたが、湖面が荒れています。かなり大きな波が時々押し寄せてフライヤーにも、これでもかーとしぶきを掛けるような状況です。 そんなことにめげずに、日頃のうっぷんを晴らすように各フライヤーが挑戦します。

面白いところでは、安藤さんがスチロール製の電動ダグテッド機コンベアーシーダートXF2Yにソリを補助にして離水です。大きな波間を縫うように、かなり湖面を走らせ見事離水しました、観客から大きな拍手が沸き起こります。

また、ヒロボーのリンボーを50サイズに拡大した機体を松尾氏がOS−50SXで 離水、さらには同じリンボーを120クラスに拡大・改造してツインオートジャイロ仕様にして芝山氏が離水に挑戦です。風に正対するとジャイロが回転し始め、あっという間に湖面を離れ離水し、パワー(OS−FS−95V)もあって、垂直に近い上昇です、これも拍手喝采でした。

湯川さんは、テトラのバレーリーナをベースに改造した、単フロート低翼機を波間を走らせ綺麗に離水、長老ベテランの田井さんはビストーのビヨンド525を電動で見事に離水、 栗田さんはテトラのパイパーカブJ3の側面にLED点燈させOS−FS91で軽々離水し、谷崎さんは15クラスの電動仕様ニューオリンズ(改)を苦労させながらも、何とか離水させました。

エントリッヒタウベ(OS−FS91−SUP)の曽我さんは波を超えるように離水し、さらには 波間にタッチアンドゴーを繰り返すなど、素晴らしい飛行を披露しました。

ベテラン国山さんはOS32X−4発のUS―1を始動し、いよいよ離水か・・と思いきや、ここは波が強くなったためかKMA委員の廣田氏に送信機を預け、代理飛行を。機体はベテランの腕で見事に離水とタッチアンドゴーを見せてくれました。

今日はフライ・イン形式なので、スタント機は一機もありません。その分、いろんな機体が集まりましたが、この大波に苦労し、挑戦するフライヤーに主催者側としては本当に頭が下がります。

10時頃には2ラウンド目が始まりましたが、一向に波は止まず、岸辺にはしぶきをあげて波が押し寄せてきます。少し、ゆっくり目にフライトです。 それでも12時前に終了です。

食事休憩を挟んで波の収まるのを期待しましたが、相変わらずの大波です。 午後から3ラウンド目ですが、雄志のみのフライトにしました。2時頃早めの終了とし、協賛各社の商品を抽選形式で配布しました。
また、テトラさんからの協賛品(二式水戦50)を東日本大震災被災者義捐金目的でのオークションにかけ、参加者の稲葉さんが落とました。

最後に、島田委員長の閉会の挨拶と併せて、義捐金を新聞社を通じて被災者に送る旨伝え、終了しました。

報告KMA水上機委員 橋本(2011年9月20日)

参加機のデータはこちらです







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