2013年KMAコントロールライン春季全国大会


5月18日参加の皆さん


5月19日参加の皆さん

 今年も5月18〜19日において京都市伏見区の関西模型飛行場において競技会を開催いたしました。

 心配していた天候も18日は朝から晴れ20〜27℃微風で飛行日和となりましたが、
19日は朝から曇り昼から雨、気温も20〜22℃と低い一日となりました。
そのような中、東は栃木県、西は福岡県の広範囲に渡り選手が集いました。


 18日は、F2Bノスタルジア、F2Bプロフィル、小型2種、風船割りの4種目を39名の参加者に
より風船割り以外は2ランドの高い得点で競い合いました。
当日は、微風独特の風向きで定まらず、選手もジャッジも右往左往した1日でした。
F2Bノスタルジアは、2005年から10個の金メダルを目標にしている、原選手が、今年も
やってくれました。1ランド目は、末松選手に抜かれて2位となっており、休憩時間も氏に近寄り難い
雰囲気の中で、2ランド目に向かい逆転でみごと優勝を勝ち取りました。
昨年2位についていた佐藤選手は、残念なことに1ランド目の飛行中のアクシデントに会い、
早々に脱落してしまいました。
F2Bプロフィルは、1ランド目の清水選手が、1935.1点と脅威的な点数を上げ、原田選手、
植松選手、林選手を余裕を持って抑え、昨年に続き優勝いたしました。
風船割り競技は、本来裾野を広げるための競技会でしたが、今では専門化しなかなか熾烈な競技に
なっています。
昨年は最下位になっていた塚本千景選手が、この1年間研鑽を積み今競技会に望み、みごと優勝を
さらいました。
この競技に命を掛けていた中林選手も脱帽状態で、何時も競技会のとき愛用していた刀を優勝者に
引き継ぐことにされました。(入賞者写真に刀が写っているのは、そのためです)
小型2種スタントは、1,2ランドとも首位を守り、安定した成績を取られた馬場選手が優勝いたしました。

 19日は、メインのF2Bオープンスタント競技です。昨年より30%多い33名の選手参加がありました。
天候が昼から崩れることが予想されたため、急遽競技は2ランド合計で決定することにしました。
風力は少しありましたが、風向きは一定しており、各選手飛行には問題なかったようです。ただ、
予想通り昼から雨模様で、ワイヤー、機体整備と各選手は大変な日になったようです。
今年の優勝者は、能米選手となりました。
8位までの選手の2ランド合計が4000点超えとなるハイレベルの戦いになり、誰が優勝しても
おかしくない試合でした。
能米選手は、1ランド目の成績が、松村選手に抜かされ2位となったことが、ジャッジが違うと言えども、
かなり気にしておられ、2ランド目の演技に向かって気合を入れておられました。
毎年実力を上げ昨年10位になった若手のホープ15歳の横山和哉選手が、父親の満氏をも抑え今年は、
5位となりました。
表彰式は、かなり雨もきつくなったためテントの中での表彰、記念写真となりました。
夏季大会の案内をして、今大会を終了いたしました。

今大会では、2011年発生の十津川村台風12号災害募金箱を設けさせてもらい、寄付金5000円を
十津川村役場に寄付させていただきました。皆様のご協力を感謝いたします。

成績
F2Bノスタルジア 1位:原 誉祠  2位:末松茂樹 3位:比気 勝
F2Bプロフィル  1位:清水英敏  2位:原田秦一 3位:植松正成
小型2種競技    1位:馬場真澄  2位:蓑田尚人 3位:成瀬昭彦
風船割り      1位:塚本千景  2位:中林克夫 3位:加藤清孝
F2Bオープン   1位:能米昭一郎 2位:松村督浩 3位:末松茂樹
                       (文、写真:河野眞明)

18日の成績一覧表はこちら(PDFファイル49KB)
19日の成績一覧表はこちら(PDFファイル43KB)

受付風景

開会式

林選手の引っ張りテスト

風船割り塚本選手

待機場風景(1)

待機場風景(2)

待機場風景(3)

原選手

植松選手

比気選手

横山滉樹選手

南選手の横8演技

竹中選手

18日のジャッジ 乾氏、吉川氏

同じく18日のジャッジ 井上氏、堀内氏

19日のジャッジ 乾氏、山崎氏

19日のジャッジ 原氏、佐々木氏

横山和哉選手 F2B背面演技

原田選手 プロフィル背面演技

北野選手 離陸

加藤選手 離陸

ノスタルジア入賞者(2位:末松、1位:原、3位比気)

プロフィル入賞者(2位:原田、1位:清水、3位:植松)

小型2種入賞者(2位:蓑田、1位:馬場、3位:成瀬)

風船割り入賞者(2位:中林、1位:塚本、3位、加藤)

F2Bオープン入賞者(2位:村松、1位:能米、3位:末松)