標記大会が5月25日、26日の2日間に渡り京田辺のOTRC飛行場にて行われました。2日間で3ラウンドを行い、そのうちよい成績の2ラウンド合計にて争われました。 関西からは4名が選抜されますが、羽根田(OS)さんは4月の世界選手権選抜に出場していますので、予選免除となり、残りの3つの席を争う戦いとなりました。 ジャッジは吉田様(石川県)、久山様(岡山)、中田様(兵庫県)、神戸(奈良県)にて採点が行なわれました。 得点は演技毎の上下カット、ラウンド毎の千分率となります。また今年からは、日本選手権で行われる機体検査(重量、大きさ、機体標記、フェールセーフ設定)と騒音測定とが行われ、引き締まった大会となりました。 なれない選手、運営委員が多い中、運営委員として大活躍の羽根田さんのサポートを頂いたことが大きく、また選手も運営にご協力頂き、スムーズに運べましたことを感謝いたします。 騒音は大きな人で91dB、ほとんどが80dB台後半とかなり静かでした。フェールセーフは全員がしっかりと設定されており、安全と周囲への気配りは皆さんのラジコンに対する姿勢の現われだと思います。うれしい限りです。 2日間ともいい天気に恵まれましたが、1日目はOTRC独自のぐるぐると向きが変わる強風と乱気流の中で2ラウンドを消化しました。その悪条件の中、2ラウンドともトップを取った坂本選手が1日目にして選手権への切符を手にしました。 2位の松田選手,3位の林田選手,4位の山崎選手5位の桝田選手の誰が2枚の切符を手にするかは26日の第3ラウンドに持ち越しとなりました。山崎選手や桝田選手がトップを取れば、逆転もありうる面白い展開となりました。 明けて26日は風も弱く、各選手とも気合の入るフライトを展開しました。 結果は林田選手がトップをとり、順位は変わりませんでした。しかし、林田選手が784点、松田選手が775点に対し山崎選手が763点と肉薄して来ました。 関西代表として突出した力を発揮してきた羽根田選手、坂本選手、松田選手、林田選手に迫る選手が出てきたことは頼もしいかぎりです。山崎選手は32才と若く、来年にも関西代表入りということもありうる期待の持てる関西F3A界となりました。桝田選手も吉田ジャッジから昨年に比べて、とても上手になったとお褒めの言葉を頂いていました。関西代表は1位:坂本選手、2位:松田選手、3位:林田選手となり、補欠に山崎選手となりました。山崎選手は大躍進です。 オールジャパンはアマチュアの上位6名が選抜されました。坂本選手、林田選手が辞退した中、山崎選手、桝田選手、三間選手、松宮選手、奥選手、津田選手が選ばれ、補欠として森本選手、白椿選手となりました。 ぜひ皆さん協力して練習に励み、両大会では関西の名を知らしめて来て欲しいと思います。 最後に講評として吉田ジャッジから、ストールターンとスピンに対するコメントがありました。ストールターンは上昇しながらのラダー操作は大幅減点となる。この操作をされている人が非常に多かったと。必ずいったん停止するようにしてからラダー操作をするようにと。 またスピンの入りでは桝田選手の第3ラウンドの飛びがルール通りであり、素晴らしかったと。スピンで、止まらない人は横トップハットからの抜けで高度が下がっているためであり、急激な上昇からバタンと入れている。高度変化に注意した練習が大事である。 オマケ 吉田ジャッジが車に積んでいたジェット機を皆さんの要望に応えて、エンジンを始動して下さいました。音に感動、排気風を楽しむ人など、びっくりの日でした。吉田ジャッジは大会後、明日からの飛行を楽しむため笠岡へ向けて旅立っていきました。 (文と写真:KMA RC曲技委員長 神戸 祥明) |