2013年6月29日、兵庫県淡路市の岩屋新飛行場(仮称)の整備とテストフライトを実施しました。 この地は青木あすなろ建設様のご厚意と淡路市のご協力を得て、KMA次期飛行場として整備、建設しているもので、これまでに有志の方々によって雑木、雑草、ゴミの類いを取り除く作業を何度も行ってきました。 そのおかげでようやくテスト飛行用の短い仮滑走路を敷設出来るまでになり、今回のテスト飛行となりました。 当日は朝早くより有志の皆さんにお集まりいただき、敷地内外の草刈り、滑走路周辺の大きな石の撤去、漂着したり釣り人が放置した空き缶、ペットボトルなどのゴミ清掃を行いました。 梅雨の合間の強い日差しの中、3時間以上にわたる整備作業を行った後、離着陸のコースの状況や上空での飛行空域の調査のための飛行を行いました。 まずカシオペアの加藤氏操縦のビデオ搭載機によって飛行中のコースと周辺施設との距離をチェック、事前の衛星写真による予想とほぼ合っていることを確認しました。続いてF3A曲技委員長の神戸氏による70エンジン搭載曲技機でのパターンフライト、高松利充氏による20ccガソリン機による飛行などを行い、空域と離着陸コースの確認を行いました。 その後、参加メンバーによって電動機やモーターグライダーなどの飛行も行い、飛行空域や離着陸コースには大きな問題はないとの確認がとれましたので、この後は滑走路の本格延長、フェンスの設置、周辺地区、施設への説明などの段階に進むことになります。 イベントなどを実施する正式開港までにはあと少し時間がかかりますが、明石海峡大橋を見渡せるすばらしい場所での飛行を、皆さん楽しみにおまちください。 (文と写真:山本 修造) |