11月10日に予定されていましたこの大会、当日は台風のような低気圧の影響にて早朝から強風と雨の天候のもと、皆さんが集まってくれました。テントを建てるも強風のため、4人で押さえていなければならないくらいです。開催が危ぶまれ、出場者の皆様と協議の結果、12月15日に順延することになりました。 12月14日(前日)の滑走路整備では滑走路の中央まで延びた雨による侵食。着陸でここに脚を捕られればスタント機の固定脚はもぎ取られ、最悪は転倒するくらいの溝でした。練習飛行に来られていた金森さんにお手伝いいただき、何とか問題ないレベルに修復しました。ありがとうございました。この日も風が強く着陸はかなり難しい状況で、明日も同じくらいの風が吹く予報ですが、弱くなることを祈って帰宅しました。 そして12月15日です。天気は晴れですが、朝から強風が吹いています。地上で7〜8mくらいでしょう。上空では軽く10mを超えているようです。油断をするとスピンなどでは、あっという間に50mくらいは流されます。方向は、少し左よりの後ろ風です。難しい着陸になることが予想されます。 今年は7チーム(4名/チーム)が集まりました。ほとんどが電動機(22機)でエンジン機は6機のみでした。優勝候補のOTRC-Aは日程変更のため、大幅にメンバーが変わり、選手権メンバーが少なくなっていました。OTRC-Bは4人全員エンジン機です。OTRC会長は親子で参加していました。成績は息子の勝利でした。フライト順はくじ引きで決め、太陽がフレームから出て、まぶしくない状態になってからスタートです。一番手はブルーウイングBの清水選手です。やはり風が強いのがわかります。出場者は飛びから風を読もうと真剣なまなざしで見つめておりました。そんな中、一番手ではブルーウイングAの金森選手、紀の国フライングAの沖平選手が風を感じさせない見事なフライトを見せていました。後ろ風が強いためか、途中でかなりパワーダウンする電動機が続出しています。ブルーウイングAの2番手の内藤選手は前半、見事な飛行をしていたのに、後半パワーダウンで崩れました。惜しいフライトでした。OTRC-Aの三間選手もしかりで、実力を発揮できなかった一人でした。前日練習で脚を壊し、70電動クラスで出場された山本選手、エンジンを壊して同じく70電動機だったOTRC-Aの加藤選手など実力を発揮できなかった方々が多かった大会でした。 3番手では田林選手が、パワーダウンで、あわや海への不時着かと思わせるも、見事な操縦で滑走路へ。みんな拍手喝采でした。4番手ではブルーウイングAの桝田選手が出場者中で最高得点をたたき出し、次点の金森選手とともにブルーウイングAを2位に導いていました。 そんな状況の中、紀の国フライングAチームの4名は安定したフライトを見せ、高得点をたたき出し見事に優勝となり、今年から新しくなった優勝カップをさらっていきました。2位はブルーウイングAチーム、3位はOTRC-Aチームでした。 詳細な結果はこちらをご覧ください。 今年は7チームが集まっていただきありがとうございました。ぜひ来年は8チームを目指してもっと楽しく、盛り上げて生きたいと思います。寒い中、ジャッジを務めていただきました岡田様、中田様、また本部にて集計など実施いただきました山原様、藤本様には感謝いたします。 (文と写真:KMA曲技委員長 神戸祥明) |