2016年6月4、5日の二日間で標記予選会がKMA淡路市岩屋模型飛行場にて行われました。この飛行場で大会が行われるのは本大会が最後となります。参加者は19名と例年より数名少なく、常連参加者の顔を拝見できず、少し寂しい限りでした。審査員は久山(岡山)、上田(兵庫)、奥村(東京)、神戸(奈良)の4名で、演技ごと上下カットにてラウンド毎の千分率、3ラウンドの中で得点の高い2ラウンド合計で争われました。日本選手権へは4名、オールジャパンへは5名の選出です。

 4日は朝8時から受付で飛行順を決めるくじ引きです。順番がどう影響するかはこの時点ではわかりません。天候は曇りで風も少なく、好条件ですから。その後、機体検査(重量、サイズ、模型飛行士番号、機体識別記号、騒音)を実施しました。誰も不合格になる方はおられず、皆さんしっかりと管理されていました。そしていよいよ、予選会の始まりです。まずは羽根田さんによる目慣らし飛行からスタートしました。

 第一ラウンドでは下馬評どおり、坂本選手が1000点を獲得しました。続いては松田選手が962.2点、林田選手が931.7点、山崎選手が930.5点、桝田選手が929.3点、今村選手が928.0点、三間選手が893.9点、櫻本選手が878.0点と条件が良いためか、僅差で混戦です。

 第二ラウンドはフライト順がゼッケン7からのスタートです。条件は大きく変化はありません。しかし最終組(ゼッケン1〜6)のゼッケン4,5,6の時には急に風が強くなって来ました。ゼッケン6は第一ラウンドでトップの坂本選手でした。かなり強い風の中でしたが、さすがの飛びで、ラウンドトップとなりました。これで、予選通過が確定しました。さて、2位以下の行方は?、どう展開していくかは見ている方は楽しかったのではないでしょうか。続いて山崎選手986.6、松田選手951.4、林田選手947.8、三間選手914.9、櫻本選手906.4、今村選手889.4、桝田選手872.4となりました。残念なのは桝田選手が痛恨のタイムオーバとなり、最終演技が0点となってしまいました。この7人の誰もが第三ラウンドの成績によっては予選通過の可能性を持っているまれにみる激戦です。

 二日目の9時です。昨晩からの嵐が吹き荒れていますが、皆さん第三ラウンドを必ず成立させる意気込みでした。予報では11時ごろには雨がやみ風も弱くなるとのことで、11時に再集合となりました。最近の予報は当たるものですね。そして集合し昼食後、いよいよ第三ラウンドのスタートです。ゼッケン14からのスタートです。天候に翻弄されて集中力の保持には苦労されたのではないでしょうか。誰が1000点を取るかがポイントです。かなり強い前風が吹いています。結果は林田選手が1000点を獲得しました。以下、山崎選手983.8、桝田選手962.5、松田選手932.5、津田選手907.5、奥選手905.0、今村選手892.5、櫻本選手873.8となりました。

 最終結果は一位に坂本選手、二位に山崎選手、三位に林田選手、四位に松田選手、五位に桝田選手、六位に今村選手、七位に三間選手という結果になりました。坂本選手、山崎選手、林田選手、松田選手の皆さんが日本選手権へ出場され、第一補欠が今村選手、第二補欠が三間選手となりました。桝田選手は辞退されました。

 オールジャパンは三間選手、奥選手、森本選手、下村選手、桑田選手が通過されました。
櫻本選手は昨年、オールジャパンに初出場され、今年も8位と上位をうかがうようになられました。今年初出場の下村さん、桑田さんも来年は上位を脅かして頂きますように期待しております。

 大会を振り返って、選手の皆さんは、二日間の戦いは激戦となり、かなりしんどかったのではないでしょうか。お疲れ様でした。また、練習に励まれ、来年はもっと混戦になることを期待しております。

 最後に大会の運営にご協力を頂きました山原さん、山際さん、藤本さん、中田さん、加藤さん、羽根田さんには御礼を申し上げます。

 当日の成績表  1000分率    素点

 (文と写真:KMA RC曲技委員長  神戸 祥明)

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騒音測定中

フェールセーフチェック中

サイズ、重量などは終了

時間がかかります

2人でチェック中

2番機もチェックします

記録も大変ですね

開会式です

集合写真2

ジャッジの皆様

競技の開始です

多くの参加者

気になりますね

待機中

余裕かな?

数少ないエンジン機です

見事な離陸です

いざ!演技へ

2日目の朝 雨待ちですね

水が溜まっています

滑走路にも水が・・