KMA曲技の今年最後の競技会です。今年は8チームと、ずっと続いた7チームから増えました。うれしい限りです。飛行場も淡路の飛行場が使えなくなり、カイトコーポレーションのスカイグランド飛行場をお借りしての大会でした。滑走路の奥行きが少し小さいですが、淡路の飛行場と大差はありません。前側は急な斜面になっていますが、前面芝生のきれいな飛行場で、F3Aにとっては最高の環境ですね。前日にはOTRCチームが練習に来られて、飛行場や風の感触をつかむべく、フライトをされていました。今年は意気込みが違うのかな。他のチームも来ればいいのにと。 当日、早い方は6時30分には来場され、初めての飛行場でのイメージを捕らえておられました。8時には受付をはじめ、ロケーションとして太陽が右前方から上がるのですが、曇りで太陽のまぶしさはありません。9時半に競技開始を予定していましたが、9時から開始となりました。フライト順はくじ引きで、OTRC A⇒OTRC B⇒スカイグランド⇒ブルーウイングB⇒ブルーウイングA⇒紀乃国A⇒ハイブリッド⇒紀乃国Bとなりました。 スカイグランドチームはお借りした飛行場を拠点にしたチームです。ハイブリッドチームは寄せ集めで、電動機とエンジン機との混成チームで、クラブ対抗初出場が3名います。出場機はハイブリッドの中村選手を除き、すべて電動機でした(結果参照)。集計はジャッジ2名の合計で、チーム4名の素点合計で争いました。 一順目ではブルーウイングAの櫻本選手が高得点をとり、続いて紀乃国Bの来崎選手が良い点を出します。そしてOTRC A、紀乃国Aと続きました。唯一のエンジン機の中村選手は、飛行場の標高が高いためニードルセッティングに失敗したのか、エンジン不調です。アイパターンで息つきます。そしてスナップでとうとう、エンストとなりました。良い感じで飛行していたのに、残念でした。 2順目ではOTRC Bの三間選手が高得点をたたき出しますが、紀乃国Aの白椿選手も2番目の得点で、紀乃国Aがトップに立ちました。さすが昨年の優勝チームですね。 3順目になると、OTRC Aの山崎選手が得点を出してきます。紀乃国Aの松宮選手がまさかの不調で大誤算です。得点が伸びません。ここで、OTRC Aがトップに出てきました。地元スカイグランドの桑田選手もいい得点を出して、アンカーの林田選手にバトンを渡しました。 この時点で、OTRC A、OTRC B、ブルーウイングA、紀乃国Aの順位です。OTRC AとOTRC Bとは33点差。ブルーウイングAはOTRC Bと110点差。上位にトラブルがない限りはOTRC AとBとの優勝争いとなりました。 アンカーは各チームのエース対決の様相です。選手権クラスのメンバーが出てきます。 OTRC Aの羽根田選手が先に演技が終了し、この日の最高得点を出しました。次のOTRC Bの坂本選手も気合の入った飛びを披露しました。逆転したかと思われましたが、結果は二人同得点となり、OTRC Aが3順目までの貯金で上回りました。3位争いはブルーウイングA の桝田選手が紀乃国Aを突き放して3位となり、紀乃国Aは4位にとどまりました。 一日、和やかな雰囲気でクラブ対抗を楽しいでいる感じでした。クラブ対抗ではピリピリより良いのではないかと思います。優勝したOTRCチームは前日の練習から気合が入っているのが感じられました。昨年はAチームの飛行機トラブルで優勝を逃していたリベンジが果たせたようです。これまで同一クラブのワン・ツー・フィニッシュは初めてではないでしょうか。OTRCではスタントメンバーを増やすようで、来年は表彰台独占を狙って来るかもしれませんね。来年も楽しみたいと思います。 大会の運営に際して、飛行場をお貸しくださいましたスカイグランド様、役員にてお世話を頂きました山原様、藤本様、ジャッジとして上田様、中田様には感謝申し上げます。 RC曲技委員会 神戸 祥明 成績表はこちらからご覧いただけます。 |
飛行場全景 |
芝生の滑走路 |
ロケーション |
少し狭いですが |
ジャッジのすぐ後ろまで |
集計スペース |
駐機場 |
ジャッジの方々 |
参加者の皆さん |
ところ狭しと |
ブルーウイングAチーム |
ブルーウイングBチーム |
紀乃国Aチーム |
紀乃国Bチーム |
スカイグランドチーム |
OTRC Aチーム |
OTRC Bチーム |
ハイブリッドチーム |
優勝 OTRC Aチーム |
第二位 OTRC Bチーム |
第三位 ブルーウイングAチーム |