2017年 KMA春季スケール大会


全員集合! 画像をクリックすると拡大して御覧になれます。

恒例のKMAスケール春季大会が、兵庫県豊岡市円山運動公園特設会場にて開催されました。春の穏やかな天候のもとに、九州から関東まで約50名の参加者が競技されました。

運動公園は地面の状態がよく、模型飛行機を飛ばすには抜群の環境で、この施設を貸してくださった皆様に感謝しております。

さて、肝心の大会はといいますと…
Aクラス(自由飛行6分間の部)には34機の参加がありました。この部門は誰でも参加することができ、競技者だけでなくギャラリーも楽しめる人気の部門です。今回は日頃あまり目にする機会がない双発機や4発機、三葉機、ダクテットファン機など個性豊かな機体が多数集まりました。

Bクラス(F4Cの部)はF4C(FAIスケール規定)の中より、必須項目である360度降下旋回や水平八字飛行を含む7種目による飛行テクニックを競う部門で、20名の参加がありました。
以前は10名未満の参加クラスでしたが、昨年末からスケール委員会による模範飛行の実施、ルール解説により、競技者へ身近に感じて頂けるよう普及に努めた結果が結びつきました。
近年の競技者の傾向として、スケール機らしい飛行を好まれる方が増えており、今後、大人の趣味に定着していくのではないかと思っております。

Cクラス(コンクール・エレガンスの部)はサブグランドに参加機体の46機を展示し、参加者全員で投票し、順位を決定する部門です。個々の機体をじっくり観察することができ、製作者に気軽に話しかけることができ、各自が技術を習得できる良い機会となる場です。

(雑感)
KMAのスケール大会は以前よりも、どの部門の機体もARFよりご自身で製作した機体が全体の70%となる割合です。機体作りや機体のレストア、飛行の楽しさなど、模型飛行機の面白さ、楽しさ、醍醐味を一から十まで満喫されている方が多いです。
特に、今大会においては、古田稔男氏の超大型機「雷電」、山下一郎氏の小型機でありながら細部までこだわった作りの「紫電改」または山崎富男氏の96式艦戦、近藤八郎氏や安上幸志氏が製作した「カーチスホーク」、九常一男氏のF104、三原一宏氏のピーテンボールなど…個性豊かな機体が集まり、主催者として嬉しく思いました。
また午後の部で古田氏が超大型雷電を飛行してくださり、あたかも実機のような飛行ぶりに、多くの方が感動されたと思います。
秋季大会も当地にて11月5日開催を予定しております。大会までは、期間がありますので、是非、今大会で出来なかったこと、挑戦してみたいことに、秋季大会でもチャレンジして頂ければ嬉しいです。参加予定の方は、日程を頭の片隅においてください。
カレンダーにマル印を付けておくのもいいかもしれませんね(笑

最後になりましたが、昨今は模型業界が厳しい状況にあるにもかかわらず、下記の企業様より協賛品をいただくことができました。
末筆にはなりますが、大変感謝しております。
協賛企業様(順不同)
小川精機株式会社・三和電子機器株式会社・双葉電子工業株式会社・株式会社OK模型・有限会社エアークラフト・株式会社セメダン・株式会社テトラ・山田産業株式会社・株式会社斎藤製作所・福山ラジコンセンター・篠永化成株式会社(ナサ燃料)・テクニックジャパン株式会社(クロッツ燃料)・株式会社ジーフォース・カシオペア

大会結果
Bクラス(F4Cの部)
1位 田村基代治 1523.5
2位 車田晴夫  1512.5
3位 岡本康成  1449.5
4位 久保昭博  1414
5位 福永 豊   1366

Cクラス
1位 古田稔男  雷電21
2位 田村基代治 富士T3
   松木久 純 ソッピースパップ
3位 高谷昌昭  PT17ステアマン
4位 山崎冨男  96式艦戦
   松井義幸  アブロ
   福永 豊   DH-82タイガーモス
5位 山下一郎  紫電改
6位 三原一宏  ピーテンポール

当日の参加データはこちら(元データ提供:岡本順一委員長 表作成:山本修造)


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ここまでの写真はKMA高木秀紀スケール委員に提供いただきました。

以下の写真はKMA山本修造撮影です。
(集合写真含む)