予選を開催するのは始めての飛行場です。昨年のクラブ対抗ではお借りした経緯がありますが、初めて飛行する方もおられると思います。初めての方は練習に訪問されていたとも聞いています。でも、初日の気流は皆さんを翻弄したようです。

 関西地区では日本選手権4名、オールジャパン5名の選出になります。二日間で3ラウンド、各ラウンド1000分率として、良い得点の2ラウンド合計で争われます。審査員は奥村審査員(東京)、久山審査員(岡山)、上田審査員(兵庫)、神戸審査員(奈良)の4名で、演技ごとの上下カットにて行われました。フライト順は受付時にくじ引きで決まりました。第一番手は紀ノ川フライングクラブの八倉選手でした。羽根田さんの目慣らし飛行の後、競技が開始されました。

 地上では感じないですが、気流が安定していないようです。山中の飛行場ならではでしょうか。今日はホームグランドのフライヤーでもかなり苦労していました。そんな中、坂本選手がトップを取りますが、フライトは彼本来の飛びはありませんでした。全員難しい条件ですからトップですが、本人は納得がいかない飛びのようでした。続いたのはホームグランドの山崎選手、ブルーウイングの桝田選手で、同点です。そして三間選手、林田選手、松田選手と続きます。昼食後の第二ラウンドです。このラウンドも坂本選手がトップを取り、早々と予選通過を決めました。このラウンドでは金森選手が2位、そして山崎選手、桝田選手、林田選手、三間選手、松田選手と続きます。このラウンドでは気流が少し安定してきたのか、皆さん飛びが変わってきていました。坂本選手が第三ラウンドをパスするために、第三ラウンドで誰が、どれくらいの得点でトップを取るかが、順位に大きな変化をもたらす展開となりました。上位7名の誰もが予選通過が可能な状況です。第三ラウンドでトップを取れば、通過できるプレッシャがかかります。

 明けて日曜日の第三ラウンドです。朝から快晴、空は青一色で飛行機が見づらい条件です。トップを取れば通過できるし、その得点次第では千分率での怖さがでてきます。結局は林田選手がトップを取りましたが、坂本選手ほど得点は高くありません。上位陣の得点差は少なく、結果としては、なんと2位と3位との差は0.8点でした。そして2位から7位までは60点差と団子状態で、見ごたえのある展開でした。また、第三ラウンドでは最近、伸長著しい松原選手が5番目の得点をたたき出しました。これからが楽しみですね。

 結果、日本選手権出場は、坂本選手、林田選手、山崎選手、金森選手、第一補欠:松田選手、第二補欠:三間選手となりました。

 オールジャパン出場は、三間選手、松原選手、澤田選手、島田選手、森本選手でした。初出場となる島田選手には楽しんできて頂きたいと思います。ベテランの3名さんには初出場の方々のサポートをよろしくお願いいたします。

 最後に、大会をサポートして頂きましたスカイグランドの皆様、山原さん、藤本さん、加藤さん、中田さん、羽根田さんには御礼を申し上げます。

   当日の成績表

 (文と写真:KMA RC曲技委員長  神戸 祥明)

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今日の風;水平が難しい

受付;くじでフライト順を

騒音とフェールセーフのチェック

エンジン機のチェック

騒音測定

所狭しと

コントラ機1

コントラ機2

競技の開始です

上昇へ

きれいな空から

審査員の皆さん

AJ本選へ

閉会式です

やったぜ

今年は行ってきます

支払伝票を頂きました

さすがですね

AJおめでとう

AJ初出場

いつもすばやい集計を;感謝です

日本選手権予選通過者;
向かって左から、坂本、林田、山崎、金森
第一補欠;松田、第二補欠;三間(敬称略)

AJ通過;
三間、松原、澤田、島田、森本