丹波エリアが深い秋色に染まるなか、京都府福知山市のKMA鬼の里模型飛行場に40機近いスケール機が集まりマニアたちが楽しい時間を過ごしました。 スケール大会の魅力は多種多様なモデルが集まる醍醐味。緑豊かで広々とした飛行場でフライトを楽しみ、堅苦しさのない明るい雰囲気の中で、情報交換に花が咲いていました。 他方、「競技独特の緊張感も魅力のうち」と、腕に覚えのあるマニア13名は「スケールフライトクラス」でスキルを競い合いました。 ラジコン界が縮小傾向にあり魅力あるイベントが望まれる中、春秋年2回恒例の同大会は、安全なフライトさえできれば誰でも参加できる楽しいイベントがモットーです。時間をかけて福知山に足を運び会費払って2〜3フライトだけ、といえばそれまでですが、参加してこそ味わえる「なにか」がここにはあります。 クラブに分かり合えるマニアがいない、とてもスケールと言えるシロモノでないからムリ、多くのマニアの集まりに参加してみたいけど尻込みしてしまう、興味あるけど知らない人ばかりで抵抗がある、このような人は、迷わず申し込みましょう。なんちゃってスケール機も大歓迎。まずは来て、見て、飛ばして、楽しんで、話はそれからです! イベント参加はしないがスケール機は好き、というマニアは結構いらっしゃると思います。ラジコン界、とりわけスケールマニアが減少する今だからこそ、マニア間のつながりが大切です。 今回の大会では、@自由フライト Aスケールフライトコンテスト B機体コンテスト の3カテゴリーが行われました。 競技については、スケールフライトコンテストは、離陸、着陸を含んで機体に見合った7種目の演技を選択します。演技種目や採点に連盟の規定を適用する他は堅苦しさのない競技です。それでも参加者の緊張する様子に競技としての楽しさが見られました。機体コンテストは、参加者全員が参加機体から魅力あるモデルを一人5機選んで投票し、得票数を競います。それぞれの結果は以下のとおりです。 スケールフライトコンテスト 1位 岡本 康成 1242.0点 AT-6 テキサン 2位 三原 良一 1210.0点 バイパーカブ J3 3位 車田 晴夫 1207.0点 バイパーカブ J3 4位 山下 幸男 1130.5点 フォッケウルフ 5位 久保 昭博 1116.5点 DHC-1 チップマンク 機体コンテスト 1位 須原 信介 神風 (YS140) 2位 高谷 昌昭 ステアマン (EVOLUTION 777) 3位 佐藤 健次 ワコー YMF50 (SAITO60 3cylinder) 4位 片山 善孝 ビッツ SP (DLE24) 5位 山下 幸男 フォッケウルフ (SAITO FA100) 最後になりましたが当日ご協賛いただきました下記の会社団体様にこの場をお借りしましてお礼申し上げます。 どうも有難うございました。 (順不同、敬称略) 株式会社斎藤製作所 株式会社OK模型 三和電子機器株式会社 双葉電子工業株式会社 株式会社京商 カシオペア 株式会社テトラ シュナイダークラブ (文:KMAスケール委員 岡本康成 写真:岡本康成、中村俊幸) |