今年の最後になる大会です。日の入りも一年で一番早くなる時期ですから、できるだけ早く終了しないといけません。加えて南向きの飛行場で太陽が低くなるので、天気がいいと、かなりまぶしい条件でのフライトになります。サングラスや流鏑馬の活用で皆さん頑張ってくれました。ここ連日、霧が垂れ込め、10時ごろにならないと晴れないので、開始が遅れるかもしれなと、前日には演技カットなども検討していました。ところが皆さんの日頃の行いがいいのか、6時ごろに到着しても霧はありませんでした。ラッキー!!

 今年は24名の申し込みがありました。しかし、前日の飛行機トラブルや当日の体調不良で2名が不参加になり、22名での戦いになりました。運営側としたら、25名くらいの参加が欲しいところなので、まあまあですね。競技内容は午前中はF3A(P23)を行い、午後からはJRAのスポーツマン演技です。飛行技術の基本から応用までのトータルで競い合いました。F3Aでは2人ジャッジで1200点満点。スポーツマン演技ではジャッジ一人の満点が250点ですので、5人のジャッジとして、1250点満点と同等のウエイトとしました。狙いはスポーツマンでの逆転があれば面白いなあーと、委員長の企みでした。

 スタートから終了まで、太陽は雲に隠れたり、顔を出したりと、これは運次第でしたね。H田選手の時は、真正面でしたね。何度も飛行機を見失ったことでしょう。それ以外は風も時折、吹きましたが、おおむねいい条件でした。実力を発揮していただいたと思っています。結果、優勝は林田選手、準優勝は森本選手、第三位が桑田選手でした。林田選手は全ラウンドトップで完全優勝でした。P23では2番手が森本選手、3番手が榊原選手でしたが、スポーツマン演技で桑田選手が逆転しました。スポーツマンでは離着陸も採点されるため、普段、着陸を丁寧にしてしない癖があるのか、着陸で点が伸びない方もおられました。特に着陸では中村さんの演技が皆さんをうならせるだけのものがありました。
 成績表にP23での順位、スポーツマンでの順位、総合得点での順位を出してますので、逆転が生じているのが見れて面白いかも。
 でも皆さん、基本となるスポーツマン演技が上手で、思ったより高得点になり、スポーツマン演技のウエイトが結果として高くなってしまいました。スポーツマンで順位の入れ替わりが結構あり、面白いので、来年もこのままいこうかな。
 ジャッジの講評の中で、飛行機が小さいので、飛行距離を注意や、調整が甘い機体、舵打ちが荒いなどが見受けられるとの指摘もありました。反省ですね。

 大会の運営に協力をいただきました上田審査員、鈴木審査員、加藤審査員、林田審査員、並びに集計などを担当いただきました山原役員、藤本役員には御礼申し上げます。

 文と写真:KMA RC曲技委員長 神戸祥明


当日の結果はこちらをご覧ください
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たくさんの参加をありがとう

70用も発売か

これも出場?

朝露残る中で

朝露に足跡

離陸スタート

ジャッジも眩しい

きれいな離陸

流鏑馬は重要です

こんなに眩しいのです

いざ!スタート

順番待ち

天使のハシゴも応援

少なくなったエンジン機

盛り上がる談義


入賞者:(左から)
3位 桑田選手、優勝 林田選手、準優勝 森本選手