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第5回KMA・ノスタルジック競技大会2024
9月8日
KMA福知山鬼の里模型飛行場
今回もノスタルジックファンの皆様のご支援によって5回目を迎えることが出来ましてありがとうございました。9月に変更しての開催でしたが、今年の暑さは避けることが出来ませんでした。しかし大会終了して帰られる皆さんの笑顔には、委員達の苦労も忘れさせられるイベントになりました。今年から、各クラス2ラウンドの飛行で良い方の点数で順位を決める方法を採用しました。62フライト無事に終日飛行を楽しまれたことと思います。そこで、まだ参加のない方に、興味ある方へ以下この大会の魅力を紹介したいと思います。
クラスⅠは、シングル機による曲技です。全盛期はボタン打ち送信機で上手く飛ばすことが難しかったものですが、プロポを使うことで成功する方が増えて魅力を再発見するマニヤが年々増えています。要素に、「飛行機の製作や調整テクニック6」対して「操縦テクニック4」の配分を楽しむことです。模型飛行機が自ら飛行する本来の理論を体感的に自由に操る楽しさではないでしょうか。また風の方向や強さ、空の見え方やジャッジへの見せ方など、自然現象の中で、「本来の模型飛行機」を楽しんで下さい。
クラスⅡは、ラダー、エレベーター、エンコンの3ch機による曲技です。1970年代の入門機として、パイロットJrやポンコツ号ジローなどで多くのマニヤが体験した事でしょう。エルロンが無いと怖くて飛ばせないと、ベテランからもよく聞きますが、パワーコントロールの技術不足がその要因にあります。高い自立安定性能を持ち、送信機スティックから指を離せば自ら水平飛行に復元する安全性は特筆です。そこで、これに糸を引いたような線上を美しく飛ばすことが出来るかと言えばなかなか難しいものです。それにはラダーによる旋回理論を理解することが不可欠です。シングル機と同様なテクニックは必要ですが、エレベーター操舵があることで安心して飛ばせます。あなたは入門機を美しく飛行する姿を見た事がありますか?「たかが入門機ですか?されど入門機ですか?見直すのもいいものですよ!」
クラスⅢは1970年代までに活躍や誕生した曲技機によるF3A1975年の演技種目による競技です。参加者は当時買えなかった、飛行や製作技術がなかった、有名選手の飛行機に憧れたなど、それぞれの思い入れがあるようです。課題は機体の準備です。古い機体をレストアする方や、オークションなどでキットを手に入れて製作する方、設計図を探してスクラッチビルドする方など様々です。最近では昔の設計図を無料ダウンロードできるサイトもあって世界中のマニヤがこれに挑戦しています。現在のF3Aの多くのマニヤは、当時のF3Aのテクニックの違いに驚きます。機体の調整や操縦テクニック、飛行スタイルなど新しい発見が沢山あると言います。ここで見られるのがすべての機体に選手の特徴が現れ、飛行スタイルにも特徴が現れます。「あなたの憧れを、あなたの飛行機で表現してみませんか」
レポート&写真 KMAノスタルジック競技委員長 中村俊幸
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 1.KMA福知山鬼の里模型飛行場は250m長芝の滑走路、好天に恵まれ開催、終日イコール条件で競技は 進められました。 |
 2.ジャッジの奥村哲治氏(左)は1973年F3A世界 選手権日本チーム優勝選手、上田豊氏(右)は ハンノ・プレトナ氏のエンジニヤとして活躍した 豪華なメンバーである。 |
 3.クラスⅠの演技は、本田篤二選手(石川)と 電動仕様で、絹張りドープ仕上げのアトラスJr。 センターラインを演技の中心にタイミングを図る。 |
 4.クラスⅠの出場準備をする八塚康史選手(広島)。普段はF3A選手でもあるが、シングル機の魅力にはまり研究に励んでいるようだ。 |
 5.クラスⅡ出場のタウリーの機体組み立てをする 須原信介
選手(愛知)。機体はトップフライトの キット図面から
SAITO-FA40を搭載したスクラッチ ビルドの力作である。 |
 6.クラスⅠ参加の芝山峰治選手(兵庫)の機体は、 設計図を拡大して製作したカブマスター。 1962年ハリソン・モーガン設計の19クラス NATS優勝機であるが、OS-60 FSを搭載した 芝山流拡大機である。 |
 7.カシオペア社主の加藤弘志選手(奈良)の機体は、クラブのごみ箱から拾ったと逸話があるアトラスキャビン15の縮小版を電動化。ますますシングル機の楽しさを再発見したようである。 |
 8.クラスⅠとⅡの共通機、ジェントルサンダーで 出場する中條延幸選手(東京)。設計図から エレベーターを装備して製作、もう5年以上 飛ばし続けているお気に入りの機体である。 |
 9.毎回参加の大久保憲明選手(兵庫)はクラスⅠの ヤングサンダーが不調のため、クラスⅡ参加の ヤングホークを両クラスで飛行した。 |
 10.クラスⅡ出場の岡本順一選手(兵庫)はラジコン 技術誌の表紙を飾ったスモッグホッグで出場した。 |
 11.右側はクラスⅡ初参加の舩野庄司選手(福井)と 同じく初参加で助手の車田晴夫選手(大阪)。 車田選手はF4Hスケール機分野のベテラン、 共にプレーリー号で出場。 |
 12.クラスⅡ出場の栗田信吾選手(兵庫)はラジコン 技術誌の記事から製作したシングル機、ファーストステップ号を電動仕様にエレベーターを装備して製作。 |
 13.クラスⅡで演技中の稲葉収治選手(愛知)の 機体は、設計図から製作した色絹張り仕上げの ジェントルサンダー改。 |
 14.クラスⅡ出場の中尾吉成選手(奈良)はラジコン技術誌で製作記事が紹介されたスモッグホッグで出場。 |
 15.クラスⅢ出場機では、ラジコン技術誌カラーページで紹介されたコルセアMKⅢ電動とブルーエンジェルWC電動仕様を並べた桑田昭二選手(兵庫県)。 |
 16.クラスⅢ初出場の松井隆選手(北海道)は、
この大会出場のために制作した本番機トラブル
から、スーパースターⅢ電動仕様を持ち出して
練習に励んだと言う。 |
 17.毎回クラスⅢに出場の久保昭博選手(兵庫)は、飛ばし込んだブルーエンジェルWCにYS-FZ53Sを搭載。 |
 18.クラスⅢ初出場の藤本達哉選手(大阪府)は、デジコンのシグマ40のキットを手に入れて電動5セル仕様に改造して塗装仕上げで完成させた。 |
 19.昼休みを利用して滑走路へクラス別に 参加機を
展示、全員の人気投票で ベストモデル賞を
選出しました。 |
 20.閉会式にはジャッジから総評がなされました。 当時を思い出しつつ楽しまれたようでした。 |
 21.ベストモデル受賞者、左からクラスⅠ芝山峰治さん(ツインプラム改)、クラスⅡ栗田信吾さん(ファーストステップ号)、クラスⅢ稲葉収治さん(クイックフライⅢ)でした。 |
 22.クラスⅠ入賞者、左から2位八塚康史さん(ジェントルサンダー10)、1位中條延幸さん(ジェントルサンダー)、3位須原信介さん(ハミングバード)でした。 |
 23.クラスⅡ入賞者、左から2位稲葉収治さん(ジェントルサンダー改)、1位中條延幸さん(ジェントルサンダー)、3位須原信介さん(タウリー)でした。 |
 24.クラスⅢの入賞者、左から2位八塚康史さん(キュラーレ)、1位中條延幸さん(マラブMKⅢ)、 3位中村俊幸(富士)でした。中條さんは 3冠獲得でレジェンドの貫禄でした。 |